映画鑑賞記(1)「蜩ノ記」


あ、このページを見つけてしまいましたね。


誰にも見られたくない様な、日常には何の役にも立たない話を誰かと共感し合いたい様な、そんな映画を観終わった後の行き場のない気持ちを書き留めたいとずっと思っていました。


が、なかなか時間がなく…と言うか筋金入りの要領の悪さが1番の原因ですが、まぁとにかく実行できずにいました。


数日前までコロナ陽性で家籠もりになり、高熱による頭痛がなかなかに激しく寝るに寝れない日々が続き、気を紛らわすために映画三昧する事に。


そんな中久しぶりに美しい映画に出会い、これは今のこの気持ちを文字にして冷凍保存せねば…と誰に望まれる訳でもなく重〜〜〜い腰をやっとあげる気になりました。


記念すべき第1回は「蜩ノ記」。「ひぐらしのき」と読むのですが、2014年公開の葉室麟(はむろ りん)氏による時代小説を映画化した物で、役所広司さん岡田准一さんなどが出演されています。


後から気づいたのですが、監督の小泉 堯史(こいずみ たかし)さんは、「雨上がる」と言う映画も撮られていて、観た後にじんわり暖かい気持ちになれる大好きな1本だったので、私の琴線に触れまくりな作品を作られるのだなぁと、とても嬉しくなりました。最近モヤモヤした気持ちになりがちだったのですが、主人公の秋谷(しゅうこく)の生き様に心洗われる様でした。


日本人が忘れてしまった武士道の精神…てなセリフは、手垢つきまくりの使い古された言葉ですが、スピードと自己アピール必須な今の世の中についていけない時代遅れなヤツが1人位居たっていいかな…?(ワイ)と、すさんだ心を労わってもらえて、ポツンと世の中から取り残された様な寂しい気持ちになった時に、また観返したい美しい映画でした😊

しかし本当に役所広司さんは、優れた演技力と幅の広さをひけらかすこと無く役柄になりきれる、素晴らしい俳優だなぁとしみじみと感動してしまいました✨

いや〜映画って本当に素晴らしいですね(by MIKE MIZNO )

※画像アマゾンより引用しました。

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